みなさんCD、DVD、Blu-rayの裏と表というのが分かりますか?
皆さんは普通ディスクの裏表を気にしませんよね。
データが書き込まれている面とタイトルなどが描かれているレーベル面があると思っているのではないですか。
最近のディスクは両面ではなく片面だから表裏がないのです。
現在は片面ディスクが一般的です。
CD-R、DVD-R、BD-Rの場合は多くの場合インクジェットで印字できる面とデータを記録する面になっています。
CDやBlu-rayディスクでは両面に記録されているといのを見かけませんが、
しかし、実際に両面ディスクというのもあります。
DVDの場合、かっては市販のソフトでも時々見かけました。
DVD-RAM場合はは2層のディスクはありませんので9.4GBのディスクは両面でした。
8cmのミニDVDにおいては結構両面のものがありました。
僕が今回このようなお話をするのも、この8cmのミニDVDダビングにおいて時々問題と混乱が起きるので、明確にしておきたいという気持ちでお話ししています。
ディスクに「SIDE-A」「SIDE-B」などと表示されていますが、これが曲者なのです。
レコードなどでは見ている盤面、つまり上の面に針を落としますので「A面」と表記されていればその面が「A面」なのです。
しかしDVDなどのディスクは見えている面とデータが書き込み・読み込まれる面が逆なのです。
「A面」と表記されている面と反対側の面が「A面」と考えるのが通常なのです。
市販されている両面の映画なんかは「A面」と書かれている反対側の面に「A面」のデータが記録されています。
しかし、「A面」「B面」にディスクの違いがあるわけでもなく、記録している本人が「A面」と書かれているほうをレコードを考える様に「A面」として記録しても問題はありません。間違いでもないと思います。
しかし、僕たちが依頼を受けてダビングする時、つまり8cmの両面DVDを12cmのDVDに焼く時、僕たちは通常「A面」、「B面」との順番で焼きますのでご依頼いただいている方とのずれが出てしまいます。撮影したご本人もずっと昔の記憶でどちらで焼いたかもわからなくなり、人によっては撮影の度に「A面」、「B面」の認識がバラバラの場合もあります。
わかれば僕たちも調整してダビングいたしますが、一つ一つを確認できないというもの現状です。結構悩ましい場合もあります。
他のメディアの「A面」、「B面」も確認してみましょう。
カセットテープの場合
テープの記録面を上に向けて向かって右にテープが溜まっていて、左(◁)に向かって進行巻き取って再生していく正面に「A面」と表記されていれば「A面」が再生されています。

もちろん、テープ面が下を向いていれば再生方向は逆でテープは右(▷)右に巻き取られていけば「A面」が再生されていることになります。
レーザーディスクの場合
レーザーディスクの場合も読み取り場所は下についていますからレーベル面は反対側となります。
「A面」表記されているレーベル面を上に置いた場合は下面にデーター読み取り装置がありますので反対面にデータは記載されています。
ただレーザーディスクの機種によっては読み取り装置が移動して逆面を読める機構を持っているものもあります。
しかし、他のディスクディスクと同じにレーベル面と逆面にデータは記録されています。
片面のレーザーディスクをレコードのようにデータが記録されていないレーベル面を磨いていたという笑い話を聞いたことがあります。
レコードの様ではなくCDと同じです。
現在では両面のディスクはなくなりつつありますので今回は僕の忘備録録として紹介いたしました。