プリンティの石井です。

プリンティではPTAの広報の印刷の注文をよく頂きます。

ありがとうございます。

デザイン制作からの依頼もありますが、ほとんどは、PTAの皆さんがパソコンで作って来たものをそのまま印刷させて頂きます。

最近は皆さん、データでお持ち込みになります。
作られているソフト、アプリケーションはワードやエクセルなどのオフィス系が殆どです。
最近は、僕たちがデザインで使っているイラストレーターでお作りになるケースもあります。

慣れている方もおいでになりますが、ほとんどの方は専門家ではないので、皆さん本当に大変だと思います。

そんな皆さんの姿を拝見していると、本当に頑張っておられなと思います。
ですから、僕たちも応援したいと思います。
そこで、僕達の経験の中からアドバイスとは口はばったいですが、気がついた事をお話ししてみたいと思います。

紙面の基本レイアウト

まずお話ししたいのは紙面フォーマット、紙面の形のお話しです。

新聞の紙面のフォームというのは、共通の形があります。
皆さんは思い浮かぶと思いますが周りに1センチか2センチ位余白があります。
皆さんがよく知っている新聞の紙面ですよね。

この様な形になっているのには、理由があります。

テレビなんかで、新聞がダダダダッと印刷している場面がありますよね。
あれは輪転印刷機で印刷している映像なのですが、輪転印刷機では、縁までは印刷できないのです。
機構上、周りに余白が出来てしまうのです。

大量高速が必要な新聞印刷には輪転印刷機は必須なのです。
しかし、実際はすべての新聞が輪転印刷機で印刷されて来たわけではないと思います。
にも関わらず、周りに余白があるレイアウトが主流であるにはきっと理由があると思います。
ここからは、僕の推理ですが、周りに余白があるレイアウトは、

1)印刷するとき印刷しやすい。(あらゆる印刷環境で)
2)余裕が出来て見やすい。
3)複数の人が編集レイアウトに関わっても、統一感が出やすい。


パッと考えるとこの様な利点が浮かびます。

自由で楽しい紙面にしたいという使命感

しかし、プリンティに持ち込まれるPTA新聞のレイアウトは、従来のレイアウトを打ち破りたい意欲に満ちている様に思えます。
また、ある時はその事によって自ら苦しくしている様に思えます。

既成の概念を打ち破りたいと、チャレンジする私達人間の意欲は素晴らしいと思います。
PTA新聞の制作を担当している方は、大体責任感のある意欲的な方なのだと思います。
その意欲や使命感がかえって難しい道へと導いているようにも感じます。

作りやすい、分かりやすいを最優先にする

しかし、PTA新聞の制作は皆さん忙しい中、慣れない方達が作るのです。
だから、力を抜いて基本に戻って安定したレイアウトの中で、自由に羽ばたくイメージというのはいかがでしょうか。
つまり、定型詩の様に。
俳句や短歌の様に決まった形に中で、いろいろ工夫して楽しく、結果的に自由に作るわけです。

PTA新聞は《楽しく、分かりやすく》をテーマにお作りになるというのが、プリンティの提案です!