プリンティの石井です。

伝えなくてはならない。

今回は、私たちのビジネスでみんなに知ってもらう事の重要さということを皆さんと考えてみたいと思います。
この事を考えると、僕はレストランカシータの高橋さんの言葉を思い出します。正確な言葉は忘れましたが《自分が考えている事、思っている事は相手に伝えられなくてはならない》と高橋さんは熱く語っていたと記憶します。僕にとっては、大きなヒントになったと思います。

知られる事に躊躇がある?

今回このテーマをお話しするきっかけは、オープンしたての歯科医院さんから、ウインドサインのご相談をいただきました。その歯科医院さんは、道行く人に歯科医院である事が一目でわからないという悩みをお持ちでした。現在の看板は小ぶりで、しかも英語がメインで分かりにくいものでした。
僕たちの提案は、シンプルです。ウィンドに《歯科》と大書きする事でした。しかし、スタイリッシュでないという理由で実現しませんでした。

デザインをする上で、露骨であるとか、言葉を変えればストレートである事はしばしば嫌われます。

つまり、不粋であると…。
デザインと言うからには、粋でなければただの《業務連絡》と言うわけです。

しかし、ここで考えられる露骨や
ストレートとはなんでしょうか?

商売をやっているのですから、多くの方にご来店していただきたい。
多くの利益を上げたいと考えるのは当たり前のことですよね。

この商売としての基本的な願望や欲求は商売の上でどの様に扱われるべきなのでしょうか?
隠される事が最良なのでしょうか?

カッコいいと目立つということは相容れない?

僕たちはこのような経験をする事があります。
広告デザインの依頼の打ち合わせで、コンセプトを確認するときのことです。

①なんでもいいからお客様がいっぱいくればいい。
②物欲しそうな顔はしたく無い。

このようなことを言うお客様が時々おいでになります。
お客様には来ていただきたいけれど売れていないのは知られたくない。
儲けたいけどそれは知られたくない。
ちょっと意地悪な言い方ですけど、そうゆう事なのでしょうか?

一方イメージ広告というのがあります。
何を売りたいのか、何の目的かよくわからないやつです。
面白かったり、好感度をあげるというのが目的と思われる広告です。
イメージをよくして、好きになってもらえば売れる。
確かに、売ろう売ろうとするばかりの広告なんかみたくも無いですよね。

このジレンマの中に僕たちの広告やデザインはあると思います。

デザインや広告は上手に伝える技術!

しかし、僕たちは何をしようとしているのかはやはり率直に語るべきではないでしょうか。

これが基本です。

分からないのはお客様にとって、不安だらけです。
不安な所にはお客様は近づかないのではないですか?

もし、率直な気持ちが物欲しそうになっていると仮にするならば、
それは自分の利益とお客様の利益とのバランスが崩れている状態なのではないですか。
これは、プライドの問題ではないのです。お客様目線を持てるかの問題なのです。
そんな時は、もっと具体的にお客様の得られる利益を計測すべきです。

なんでもいいからお客様がいっぱいくればいいでは、物事をはっきり見ないで結果だけを欲しがっている事ではないですか?
自分がその為には何を差し出せるのかハッキリさせ、伝える必要もあります。

率直に語るべきです。

オープンな気持ちが味方する。

確かに、目立つ事、インパクトあるという事は調和を崩し、美しく無いのです。
そういう側面を持っています。カッコ悪いかもしれません。
デザインはそのような時、飾り気のない率直なあなたの気持ちをさり気なく出すことに努めます。
言い換えれば、オープンなあなたの気持ちです。

shika 良い例として、ここにとある歯医者さんのオープン時のディスプレイをご紹介します。
自分が歯医者であり、皆さんに知ってもらいたい気持ちが素直に、あるいは楽しんでいる様に伝わって来るように見えませんか。
子供をメインターゲットとしている歯医者さんですので《無邪気さ》と言うものが自然と出た結果なのかもしれません。
オープンな雰囲気が出ています。
こういう気持ちの前では、お客様のもオープンな気持ちになるのではないでしょうか。
私達の性格がシャイであっても、オープンな気持ちの中では、露出することはできるのではないでしょうか。

知られなくては何も始まらない。

これは、基本中の基本ですよね。

さてあなたならどうします。